市長交代!犬山市市長選挙が熱いこれだけの理由

11月20日告示、27日に投票の犬山市長選挙が久しぶりに熱い選挙戦になりそうだ。今回はその理由を犬山さんぽ編集部なりにまとめてみたので読んでみてくれ。

激震!山田市長、退任を表明!

2022年4月28日に犬山市の現役の市長である山田拓朗氏が「次回の市長選挙には出馬しない!」と自身のFacebook上で表明した。理由は「政策課題として取り組んできた施策に道筋が立ったこと、時間軸として長期に居座ることは望ましくないことが挙げられている。

市長自身の健康問題や家庭問題ではない。

山田市長が現役の市長を退くことで「では次は誰がやるのだ?」という不信感が走った。それほど山田市長の目指した市政にインパクトがあった証拠でもある。ある市議会議員は本人に留意を求めたが、市長本人の意志は固く、12月16日が任期満了と決まった。

本人のFacebook投稿は下記リンクから。ここに乗せている文章が本音だ。冒頭で謝罪しているが仕事ぶりやこれまでの誠実な市政運営を見ている身として”お疲れ様”と今度飲みにいきましょうと言いたい。

では本文をちょっとだけ引用してみた。結構本音の人だよね山田市長って。一部抜粋なのでFacebookのリンクから飛んで全文読んでみて。

4月28日(木)
重要なお知らせです。長いですが、どうか最後までお読みいただけたらと思います。(本日の議会にて表明)
私「山田拓郎」は、本年11月27日に予定される犬山市長選挙に「立候補しない」と判断し、12月16日の任期満了をもって退任いたします。ご支援ご期待いただいている皆様には、誠に申し訳ありません。
~中略~
 私個人の今後については、現時点で何も決まっていません。次に何をするかを考えながら市長職はできませんので、まずは任期満了まで市長職に専念し、任期を終えたら、少し休ませていただいて、頭を整理して考えます。生涯青春という気持ちで、セカンドステージのチャレンジをします。

犬山市長選挙の歴史を振り返る

犬山市長選挙には結構な政争ドラマがあるのをご存知だろうか?

最近では山田市政が誕生した8年前、当時工業団地の誘致に積極的だった田中前市長と市議会議員だった山田拓朗氏が激突、劣勢で始まった山田拓朗氏がそれを覆して当選、劇的な逆転劇だったと記憶している。

時は遡り平成7年、石田市政の始まりがこの年だ。平成7年から石田市政は3期11年続く。ここでなにが政争ドラマかって?平成7年から平成15年までの市長選挙の投票率は60%を超えている。特に平成7年は74.34%、驚異の7割超えである。市内の人たちがどれだけ自分の街に関心があったのかを知るデータである。

石田市政は全国的な事例や凡例を破り、都市計画や教育問題に独自性をもたせた。市が観光戦略に真剣に取り組み始めたのもこの頃だ。

今や伝説的な市長となった石田氏

平成18年には石田芳弘氏が3期目の途中で国政へ進出すると宣言、市長を辞職し、選挙となった。結果、田中志典氏が当選したのだが、この市長選には8人の立候補者が乱立する乱戦になった。この平成18年に現市長の山田拓朗氏が立候補して落選している。

平成13年に実施した市長選挙は8人もの候補者が立候補した

田中市政が2期続き、平成26年の市長選挙で山田拓朗氏が当選。この平成26年の選挙は歴史に残る接戦で、投票率こそ54.13%と平凡ながら両候補の差は2000票あまりと大接戦であった。

平成26年実施の市長選挙は稀に見る大接戦、 30年の市長選挙は大差で山田氏の勝利となった

犬山市長選挙はデータが有る限りでは高い投票率になっている。政治とカネの問題が明るみになりあからさまな買収選挙ができなくなった平成以降、市長選挙で70%を超えているのだから余程市民の意識が高いのだろう。ちなみに平成7年以降徐々に下がり、前回の平成30年の市長選挙の投票率は50%を割ってしまっている。

今回は熱い選挙になりそうだ!

さて、話をまとめていこう。今回の市長選挙は非常にわかりやすい構図になると予想する。山田拓朗vs田中志典のようなまちづくりの根幹を人に軸を置くのか、産業に軸を置くのかという単純な構図ではない。

山田市長が残した功績をどのような形で残しつつ、時代の経過をどのように調整しながら市政運営を行うのか、という結構重労働な役割になる。もしかしたら180度政策を転換するかもしれない。

筆者が気になるのは山田市政が前回の選挙(平成30年)で表明した道の駅構想だ。コロナ禍に突入したため凍結、さらに悪いことに様々な価格上昇で建築費用のかさ増しが懸念される。これの舵取りを間違えてしまうと犬山はただの通過点になってしまい、観光行政にも影響を与えそうだ。

立候補を表明したのは誰だ?

今現在(9月15日現在)、立候補を表明した方は2人。愛知県県議会議員の原よしのぶ氏(以下、原県議)と犬山市市議会議員の丸山こうじ氏(以下、丸山市議)だ。

追記:11月3日に元犬山市長の田中志典氏が立候補を表明した。そのため緊急ではあるがインタビューを敢行、犬山市の元市長が再戦することになった。正直ニュースだ。

久世高裕市議会議員FBより引用

 

原県議は犬山で市民活動をされている方なら誰でもご存知かと思う。それくらい市民活動の場に顔を出し、犬山市内では知名度は抜群だ。県議会議員として、交通インフラに関わる委員会に所属しているので県の道路政策に明るい。国道41号線が五郎丸まで6車線化したのは原県議と山田市長の尽力が大きい。交通インフラだけでなく原県議と山田市長は連携して犬山の発展に貢献した実績は誰の目から見ても大きい。

丸山市議は市議会議員1期目の新人議員だ。主に羽黒地区で尽力されている方で、中学校のPTA会長としても活躍されている。知らない方も多いだろうが、丸山市議は中小企業診断士、行政書士の資格を持っていて、銀行出身者のため経済や市況に明るい。企業よりの発信はあまりないが、銀行員時代に市民活動や企業の地域貢献に対して融資案件をいくつもこなしていたので原県議と比べ経済面の指標に明るい。コロナ禍の最中に中小企業の資金繰りを国が補助する政策があった。いわゆる補助金施策だが、これの申請には中小企業診断士の書類作成が欠かせなかった。丸山市議は商工会と組み、中小企業向けの補助金申請を数多くこなしたそうだ。市況、という意味で感染症の混乱期を下支えしたのだからこの意味はとても大きい。

もう一人、2022年11月3日に市長選挙に名乗りを上げた人物がいる。元犬山市長の田中志典氏である。

氏の実績は言わずもがな。羽黒の運動公園の建設や内田の防災公園の整備は彼の現役時代の功績だ。2期8年、石田市長という伝説の市長の後をついで犬山市を運営してきただけにその手腕を買う人も多い。現実路線、と言ってしまえばいいかもしれないが、詳しいことはインタビュー記事を読んでもらえればと思う。

今回の市長選挙の焦点は何か?

毎回話題になる市長選挙の焦点。今回は山田市政を継続するか、継続するなら独自性を持たせないのか?が大雑把な焦点になりそうだ。

山田市政2期8年の総括は御本人から聞くとして、平成が終わり、令和になり、伝染病の蔓延で非常に難しい市政の舵取りを市長と市の職員、市議会議員とともに後退させずにある程度の道筋をつけた功績は大きい。大きいが故に次の市長に期待する声も大きいのだ。

市長選挙の焦点、という点で本当に大雑把だがざっくりとまとめてみた。箇条書きで残しておくので、何かしらご意見があればお問い合わせフォームから送って欲しい。

市長選挙の論説、ここを見比べてみよう

・工業団地の整備を進め、企業誘致を更に進める。

これは前回の市長選挙で田中候補が打ち上げた公約だ。企業誘致は市の財政に直結する。そのためいつの市長選挙でも話題に登る。時代が変わってきたとはいえ、愛知県は自動車産業が主体、工場誘致は市の財政面でマストと言える。

・道の駅構想の継続は?

令和2年に凍結された道の駅構想、関心の高い方も多いのではないだろうか?国道41号線の五郎丸付近に道の駅を作ろうという計画がある。凍結期間を設けたが、新市長はこれを動かすことになる。この設備は確かにハコモノだが、山田市政では民間投資による整備、と表明してきた。市議会との活発な議論がどのように進むのか、注目したい。

・子育て、教育は方向転換するか?

子育て、教育の方針はどこの市政でも議論される政策だ。山田市政では学校のインフラ整備に力を入れていたと思う。エアコンの設置、体育館の整備などだ。楽田地区では小学校の改修も行われ、図書館併設の施設となった。と同時にソフト面の施策が少し弱いように思える。小さく変わってきているが、新市長がこれをどう調整するか注目したい。

・観光施策の見直しは?

犬山市といえば犬山城が相変わらず人気の観光地だ。全国的な雑誌やTVでも多く取り上げられて連日城下町では人が行き交う。が、昨今のコロナ禍で外国人観光客は激減し、観光に来る方の質が変わってきたと感じる。城下町の観光化で観光公害も発生する中、市政の方針が変わるのか、そのまま継続するのか、注目する点である。

前回の市長選挙の候補者が述べた公約から、ざっくりとだが今回の焦点をまとめてみた。もしほかにもこんな事聞いてくれとかあったら是非コメントが欲しい。市政は市民が動かす最も身近な政治だ、他人事で済ませる話ではないのだ。

犬山さんぽで独自にインタビューを取ってきたぞ!

各候補のインタビュー記事が揃ったのでリンクを貼っておく。候補者の主張は新聞等とはまた違う一面だと思う。独自インタビューを取ったので呼んでもらえたら嬉しい。

原よしのぶ候補

犬山市長選挙始まる!原よしのぶ候補にお話を聞いてきた
2022年11月27日投開票の犬山市市長選挙、公示日を迎えた時点で3人が立候補を表明している。立候補表明順で紹介すると愛知県議会議員の原よしのぶ氏(以下、原候補)、そして犬山市議会議員の丸山こうじ氏(以下、丸山候補)、元犬山市長の田中志典氏(以下、田中候補)だ。 犬山さんぽでは立候補を表明した3人にお話を伺う機会を頂いた。実際にお会いしてほぼ一問一答でお話を伺ってきたので、余すところなく伝われば幸いだ。 それぞれの候補が犬山市に対して愛情をもって市長選挙に挑戦する。この記事が犬山市民にとってわが町の市長を決める一助になれば、と期待している。 ちなみに、今回聞いた質問は編集長の岩田がSNSを通じ犬山や周辺の市町で活躍される方から質問を募らせてもらった。この場を借りてお礼申し上げたい。

丸山こうじ候補

犬山市長選挙始まる!丸山こうじ候補にお話を聞いてきた
2022年11月27日投開票の犬山市市長選挙、公示日を迎えた時点で3人が立候補を表明している。立候補表明順で紹介すると愛知県議会議員の原よしのぶ氏(以下、原候補)、そして犬山市議会議員の丸山こうじ氏(以下、丸山候補)、元犬山市長の田中志典氏(以下、田中候補)だ。 犬山さんぽ...

田中ゆきのり候補

犬山市長選挙始まる!田中ゆきのり候補にお話を聞いてきた
2022年11月27日投開票の犬山市市長選挙、公示日を迎えた時点で3人が立候補を表明している。立候補表明順で紹介すると愛知県議会議員の原よしのぶ氏(以下、原候補)、そして犬山市議会議員の丸山こうじ氏(以下、丸山候補)、元犬山市長の田中志典氏(以下、田中候補)だ。 犬山さんぽでは立候補を表明した3人にお話を伺う機会を頂いた。実際にお会いしてほぼ一問一答でお話を伺ってきたので、余すところなく伝われば幸いだ。 それぞれの候補が犬山市に対して愛情をもって市長選挙に挑戦する。この記事が犬山市民にとってわが町の市長を決める一助になれば、と期待している。 ちなみに、今回聞いた質問は編集長の岩田がSNSを通じ犬山や周辺の市町で活躍される方から質問を募らせてもらった。この場を借りてお礼申し上げたい。

個人演説会の日程は下記記事から

今回の市長選挙は各候補の個人演説会が予定されている。11月21日時点で決定している個人演説会の日程をまとめておいたのでこちらの記事もチェックしてもらいたい。

各候補が何を訴えているか、じっくりと聞いてから投票に行くのもいいのではないだろうか?

犬山市市長選挙2日目!個人演説会の予定が出揃う!
犬山市市長選挙の2日目、各候補者の事務所に個人演説会の予定を聞きました。一覧にしてまとめておきますのでお近くの会場で聞いてみてください。
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