犬山市長選挙始まる!田中ゆきのり候補にお話を聞いてきた

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2022年11月27日投開票の犬山市市長選挙、公示日を迎えた時点で3人が立候補を表明している。立候補表明順で紹介すると愛知県議会議員の原よしのぶ氏(以下、原候補)、そして犬山市議会議員の丸山こうじ氏(以下、丸山候補)、元犬山市長の田中志典氏(以下、田中候補)だ。

犬山さんぽでは立候補を表明した3人にお話を伺う機会を頂いた。実際にお会いしてほぼ一問一答でお話を伺ってきたので、余すところなく伝われば幸いだ。

それぞれの候補が犬山市に対して愛情をもって市長選挙に挑戦する。この記事が犬山市民にとってわが町の市長を決める一助になれば、と期待している。

ちなみに、今回聞いた質問は編集長の岩田がSNSを通じ犬山や周辺の市町で活躍される方から質問を募らせてもらった。この場を借りてお礼申し上げたい。

犬山市市長選挙の立候補に至る決断とその理由

犬山さんぽ(以下、犬):市長選挙に出馬するに至った理由を教えてください。

田中志典候補(以下、田中候補):実は(2022年)3月から民間企業でサラリーマンをやってまして、毎日(名鉄)小牧線を使い、会社に通ってました。毎日会社へ通う中で、犬山という町はすごいスピードで高齢者化が進んでいると感じまして、街の活性化を本気で取り組まないと地盤沈下してしまう危機感を覚えました。今回立候補したのは、その礎に自分がなろうと思い立候補に至りました。

山田市政を継続するか?

犬:山田市政の継続は?

田中候補:これまで2期8年の山田市政は評価すべきだと思います。誰も経験したことがない疫病ありきの時代を駆け抜け、混乱を産まなかったことに評価すべき。

ただし市政の事業継続はやはり精査して再構築しなければいけないと考えます。

文化財や周辺市との関係性は?

犬:周辺地域と連携を取ることを考えていますか?

田中候補:周辺地域はもちろんだが、犬山市内の税収を上げていかなければいけない。産業構造の見直しは必要で観光は城下町のお陰で潤っているようにみえる。が、製造業などの産業を考えると他市に劣っていないかと感じる。

市内の経済構造について

犬:では産業構造を変えるとして具体的に何を構想していますか?

田中候補:市内の産業構造として8年前に打ち出した道の駅構想というよりも犬山中央病院周辺の開発は必要です。道の駅ではなく、そこには学園都市のような開発がベストではないだろうかと考える。大学を誘致するのではなく、犬山市内にある高校を総合的に統合し、学生の多くいる場所にして活性化を図りたい。相当先の話にはなってしまうかもしれないが、その基礎工事ができればと思う。

犬山市のことを考えると市街化調整区域が多くある。犬山市で五郎丸に駅をこしらえても赤字は目に見えているので、もし駅を作るのであればマンションなど住宅、働ける場所である製造業、また憩いの場所である公園は必要になってくる。

 

まとめ

田中候補には実は面識がまったくなく、4年前の市長選挙の取材へいかなかったこともあり、人物像が見えてこなかった。付き合いのある市議からの話とはまた違う人物像で正直驚いたし、現実的な目線を持っていると感じた。

田中候補のインタビューまとめは以下の通りだ…

  • 名鉄小牧線沿線の開発、特に五郎丸から南側のまちづくりは今後マストになる
  • 山田市政は評価に値する。8年間の市政運営は素晴らしかったと思う
  • 犬山市は文化財に力を入れるよりも市民目線の開発と発展が必要だ
  • 産業構造はやはり住みたい町に変えていく必要があるので企業誘致も必要
  • 市内の高校を統合して一大学園地域を作る礎を準備したい

元、犬山市長という立場が今回の選挙で必ずついてまわるかと思うが、そのプレッシャーよりもいきいきした人だなという印象を受けた。なにより犬山への情熱は他の候補者と同じか、それ以上なのかもしれない。

11月27日が投票日である。明日の犬山を誰に託すのか?この記事が考える一助になったら幸いだ。

 

2022年11月19日

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