犬山市議会議員選挙始まる!当選者は18人だぞ!

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写真引用:Twitter@kuze_takahiroより

犬山市議会議員選挙が2022年4月16日に公示された。今回の当選議員数は2名減って18人、対して候補者は22人の方が立候補されている。

今回の市議会議員選挙の個人的な公約やらは下記のリンクを参照にして欲しい!と言いたいけど、PDFを写真にして貼り付けておくので参考にしてね。

犬山市議会議員一般選挙について|犬山市
犬山市

新人候補者は8名、議員定数削減により激戦必死か?

2023年の統一地方選挙から犬山市議会は議員定数が20名から18名に削減された。これは4年前の選挙後に議員数が2名減った状態でも議会の運営に支障がなく、むしろ活発に議論を行えたことの前提がある。

18名の定数になったことで新人候補には大変厳しい選挙戦になることは必死であると推察される。それは現職の候補が全員議会のために働いていることが見て取れる成果を上げているからに他ならず、度々当サイトでも取り上げている地域課題を行政、議会と協働で解決しているからに他ならない。

また昨今吹き荒れた疫病問題を愛知県内では相当なスピード感を持って解決してきたはずで、それは議員一人ひとりが尽力してきたからだ。

途中、市議会議員の丸山氏が市長選挙に立候補して離脱はしたが、それでも議会と市政に影響がなかったのは各議員が町に対して意識が高かったからと言える。つまるところ、今回の選挙はコロナ禍を市議として乗り越えてきた現職が圧倒的に有利に働く。そうなると2022年度で引退された三浦議員と水野議員、吉田議員の空席を8人の新人候補が狙う、という構図になる。ただし三浦議員は公明党、水野議員は共産党で、それぞれ後継者を擁立しているので絶対ではないが盤石だ。となると残る3議席を6人が争うことになるが、現職議員の席を飲み込めるだけのインパクトのある新人議員が現れるかどうか、が焦点になってくる。気になるのは投票日の投票率になるのではないだろうか?

前回選挙の投票率は約46%、今回は少し落ちる予想

去る11月に犬山市長選挙が行われた。山田元市長が引退を表明し3人の立候補者で争われた選挙だったが、投票率は前回の市長選挙を下回った。

今回の市議会議員選挙は恐らく投票率は落ちるだろうと予想される。前回が46%を少し上回ったくらいだったので、今回は市長選挙のそれから予想して40~45%の間だと思われる。期日前投票に全体の20%くらいの投票率が集まったので、それを加味すると投票日当日は市民数全体の3割程度が投票行動に行くと思われる(雨が降ったらもっと減る)。

ここで気になるのは支持する人を決めていない浮動票をどう集めるかになってくる。選挙公報だけでは訴求に弱いし、個人演説会は多く開かれることだろう。有権者は候補者の声に耳を傾けるわけだが、ここでもし質疑応答ができるのであれば「あなたの政治的な信念はなんですか?」と質問してみてほしい。これがぱぱっと答えることのできる候補者は本気で政治を志していると言っていい。厳しい言い方だが、市議会議員は体の良い就職先ではない。プロ市議になりたいのであればなおさらこの質問に答えられなければならないと筆者は考える。

当落線はどこ?

当落線上の投票数は前回同様750票前後だと思われる。ただ、今回は18人定数のためもう少し上る可能性もある。投票率にもよるが1000票前後を確保できていれば盤石、それ以下だと少々厳しそうだ。

問題はいつものことではあるが、浮動票にどれだけ訴求できるか?にかかってくる。選挙に興味のない人の票をどれだけ掘り起こすことができるか?ここにかかっている。新人として立候補した人たちはぜひ信念をぶつけて訴求してくれたらいいなと思う。理想論ではなく信念が結構大事だ。

あとにわかでSDGsを標榜している人は筆者に突っ込まれるので覚悟しておいた方がいい(特に新人候補)。

論点はどこにあるか?選挙公報から分析してみた

今回の選挙の論点は何処か?選挙公報から分析してみた。

大雑把に目を通すと「犬山、文化、子育て、市政、防災」が目立つ。

子育て、教育を論点にしているのは党を代表している候補者で公明党から「島田あき」「すわたけし」、共産党から「岡さとる」「おかむら千里」「小川たかひろ」(敬称略)の5名。ほぼ同じような内容だが、すわ、岡、おかむらの3名は現職の実績を持っているため論点がはっきりとしている。島田、小川の両名は新人候補になるため政治的な信念がまだ見えないが党の方針にしたがった選挙公報を打ち出している。

他にも現職議員のなかで目立つのはコロナ禍を克服したとまったく打ち出していない点。あっても良さそうな訴求のポイントだが、誰一人として言及していない。常に次(未来)を見据えている点は好感が持てる。

ただし全員似たりよったりの訴求ポイントで、「犬山の文化を活用して~」「人づくりを~」と言及している点はいただけない。

その中でも久世、鈴木の両名は具体的な施策を言及し選挙公報に入れ込んでいる。久世は今回も選挙カーを使わない選挙を目指し、選挙戦を開拓しているようにも思える。

新人候補の中に行政経験が豊富な光清には期待したいところだが、行政寄りと捉えられてもおかしくない言及なので本音が聞きたいところだ。

ビアンキアンソニー議員引退を受けて夫人のビアンキ恵子が立候補しているが、市議会でも度々話題にはなった件が支持者または有権者の支持を得られるか、不透明なところは否めない。

最後になるがざっと候補者の来歴を並べてみると(新人候補者を含め)高学歴者が並ぶ。市議会議員に大切な資質は高学歴であることではないが、スペシャリティーを持って相談しやすいとなるとやはりその方たちに相談したくなる。特に昨今課題になりつつある健康保険料の高騰や高度な支援判断、政治的な意図を持った判断は信を置ける人に任せたいところだ。その意味で誰がどんなスペシャリティーを持っているのか?行政側と折衝できるスキルはあるのか?ここ一番で相談して任せておける信のある議員は誰だろうか?とそのような判断で一票を投じてほしいと切に願う。

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