野菜は八百屋さんで!まるかつ市場本店、10月28日にオープン!!

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犬山からほど近い(犬山駅から車でも20分ほど)可児市の西可児という地区に新しく「まるかつ市場」という八百屋さんができる。八百屋さんといってしまうが、肉も魚も野菜も米も買えるお店だ。だが、スーパーではない、やはり八百屋さんである。

新店舗になってTwitterからまるかつ市場の社長さんにコンタクトを取り、今回開業前のお店の内覧に入らせてもらった。筆者自身思い入れのある店だけに非常に嬉しい取材になった。ちょっと長くなるけど、まるかつ市場の全貌を取材してきた。

町の八百屋さんの灯火は消えない!フレッシュライフストーリー

このまるかつ市場の前身はフレッシュライフという八百屋さんだった。そのフレッシュライフの前身は実はある団地の一角で産声を上げ、市場から仕入れてきた野菜を車上販売していたと記憶している、約30数年前のことだ。このことは結構知られていないが今の社長のご両親が営んでいたと記憶している。

西可児地区は犬山の善師野からほど近い、車で10分もかからないだろう。名鉄善師野駅から東へ一駅進んだところにある西可児駅がその地区の主要駅だ。犬山駅からだと広見線で10分ほど乗った駅だ。

西可児地区には大型の団地が数えるだけで7つ、どこも高度成長期に勃興した団地で、電車を使えば名古屋まで50分ほど、特急まで止まるため名古屋や犬山、江南など、愛知県から移住する人が多かった。小さな団地ではなく一番大きな団地の世帯数は2500世帯ほど、高度成長期の若い世代が購入した一軒家ばかりといえば想像に容易いだろう。

ここの地区は30年ほど前、子供の数が岐阜県内でも屈指の多さだった。小学校も2つ中学校も2つ、生徒数は一学年で400人ほどといえばわかりやすい、それくらい子供が多かった地区なのだ。

前身のフレッシュライフは、そんな町で愛された八百屋さんだ。というよりその前身のお店がある団地ではなくてはならなかった存在であった。なぜなら小さいながらもそれぞれの団地に八百屋さんがあり、それなりに買い物客がいたからなのだが、後発で開発された団地には雑貨店こそあったが、八百屋さんはなかった。その時代一家に2台以上の車を所有している家庭は珍しく、八百屋のない団地では買い物に自転車や原付バイクを利用する人が多かった。そんな時代背景があり、フレッシュライフの前身のお店は産声を挙げたのだ。

時は経ち、子どもたちが減ると同時に少子高齢化が進み、高齢者数が若者を上回る頃に西可児駅周辺は再開発され、名鉄系列のスーパーやバロー系列のスーパーとドラッグストアができた頃、フレッシュライフの一号店が誕生した。

一号店ができる頃はバブル期が到来していて、一家に2台の車がある家庭が多く、駅前のスーパーやコンビニへお買い物へ行けたのだった。

地元の人達に愛される八百屋さんが減る昨今、西可児店は西可児地区だけでなく善師野など犬山市の東地区に住む人たちの八百屋さんになったのだ。惜しまれつつもフレッシュライフが閉店したのは9月中旬のことだった、ある看板を残して、フレッシュライフ西可児店の歴史は幕を閉じたのだった。

生まれ変わったフレッシュライフ!ここがすごい!

フレッシュライフ西可児店は10月28日に「まるかつ市場」として生まれ変わった。店舗も大きくなり、店先にはキッチンカーなどが入るスペースや外だけどトイレなども完備された。以前フレッシュライフが建っていた場所に新たに隣の土地を加えて大きく新しく作り直したのだ。

以前は昔懐かしい八百屋さんだったのだが、それは生まれ変わっても変わらない。八百屋というコンセプト(といっていい)は引き継ぎ、店員さんの暖かさも変わらない。何より毎朝市場へ買い付けに行き、その日の旬をお店に並べるコンセプトはこだわり抜いている。フレッシュライフは他にも3店舗あるが(大口町と可児市内と恵那店)どのお店も朝に仕入れ、それを売られている。つまり新鮮な野菜や魚を購入できるのだ、しかも目利きがいいのか高級店のクオリティーでお値段はお値打ちに設定するという。

オープン2日前の様子。店内は市場に似せた作りになっている。

まるかつ市場で売られる食材は市場で仕入れることはもちろん、地場直送の物や農場から直接買い付ける物も増えていくという。お肉にいたっては看板商品として近江牛を取り扱う。すでに恵那店では近江牛の取扱店として看板を立てているので、2022年には全店舗で取り扱いができるようになるという。近江牛は言わずもがなブランド和牛で取り扱う店舗には厳しい基準が求められる。それをクリアして扱うのだからただの八百屋の域を超えてきている。高島屋や三越のデパ地下食品売り場を想像してもらえばいい。

筆者のTwitterアカウントで何度かこのお店の前の形を写真に納めているが、新しい店舗には社長のこだわりや挑戦的な試みが沢山見え隠れする。「キッチンカーを呼びたい」というのもInstagramでみかけたので声をかけさせていただいた。犬山だけでなく東海地方で人気急上昇中のキッチンカーがまるかつ市場の軒先に並ぶのも遠くない未来だ。(オープン初日は当サイトでもおなじみのマクラメカフェさんが出店される)

野菜はもちろんお魚やお肉はほんとうまいよ。

前の店舗の写真で申し訳ないが、こちらのお野菜やお魚はほんとうまい。特に中食の唐揚げやお惣菜にどれだけお世話になったか…。

なにより安いのだ、タイミングが合えば作りたてが食べることができるのも嬉しい。2人分のお昼ごはんがワンコインで揃ってしまうので、下手にコンビニでお弁当を購入するよりも安い。非常事態が宣言されていた頃は昼前に品切れになっていたこともあった。

某日、気まぐれに海鮮丼を思いつきフレッシュライフで購入した白エビとシラウオ

野菜担当、お魚担当、お肉担当と、各部門ごとに専門の販売担当者がいて、知識が豊富どころか専門家なので任せておける点もありがたい。なんとかソムリエという知識だけじゃなく、食べ方も提案してくれたり、こちらの要望に答えてくれることもあったので非常にありがたい店舗だ。(スーパーではなかなかここまでしてくれない)

随分と褒め称えるかも知れないが、買い物こそ楽しみたいし、エンターテイメントみたいなワクワク感がある。魚は市場から仕入れることもあり種類が豊富で観ていても楽しい。お肉は希少部位が売り出されることもあり本格的な焼き肉を家庭で楽しむことができる。野菜は新鮮で旬の野菜が手に入る。他にも書ききれないほどまるかつ市場には魅力が詰まっている。サラッと書いているが、それだけの人材と時間を積み上げてきたお店なのだ。

中濃・尾北地区初出店のあのお店はもう少し先…

絶賛のまるかつ市場だが、実はまだ工事中の箇所がある。未舗装、未着手のといったほうがいいだろうか、その空きスペースにはなんと高級食パン店として名高い「い志かわ」がオープンする予定になっている。

い志かわは名古屋・覚王山の本店をはじめ、全国で10店舗あり、高級住宅地の路面店か三越などのデパートの一角に店を構える人気店だ。人気店だけあって時々地方の高島屋の催事でお目にかかることもしばしば、お持たせのパンとしてあまりにも有名だ。

そのい志かわがまるかつ市場の社長の要望に答え、中濃地方、尾北地区初の出店となるのだから楽しみで仕方ない。

まるかつ市場のい志かわ建設予定地空き地なのは予定より遅れたからではなく、まるかつ市場の社長がパン屋さん探しに難航したからだという。詳しいことはまるかつ市場の社長さんのブログに書かれているので読んでみてほしい。

やおやのおじさんのブログ

い志かわの出店によりまるかつ市場は新鮮な野菜、市場直送のお魚、美味しいお肉と間違いのないパンが楽しむことができる八百屋を超えた八百屋さんになる。なにせ食に関する基本的な専門店が全て詰まっているのだから毎回の買い物が楽しくて仕方なくなるお店になるのではないだろうか?

 

オープンは2021年10月28日(木)10時から。当日は混雑必至だが、新店舗オープンのお祭り気分を味わってほしい。焼き芋、楽しみだ……。

まるかつ市場詳細

店舗名:まるかつ市場本店

住所:岐阜県可児市東帷子3-52

Tel:0574-65-1324

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