【スクープ!】各務原市が鵜沼城跡地に立つ建物所有者に訴訟を起こすぞ!

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犬山市のお隣、各務原市が鵜沼城の公園整備に向けて動いている。そんな中、各務原市が地権者を相手に訴訟を起こすというNewsが入ってきた。
真偽のほどはいかがか、また、なぜ訴訟に発展してしまったのか、各務原市の担当者に直接話しを伺った。

土地と建物は別の所有者?鵜沼城公園化は後退か?

鵜沼城跡地

名鉄「犬山遊園駅」から犬山橋(通称ツインブリッジ)を渡ると、そこはすぐに岐阜県の各務原市だ。夏の花火や鵜飼の観光船、春秋の観光船乗り場、朝市など川沿いのイベントで訪れたことのある方も多いのではないだろうか?

今、対岸の「鵜沼城跡地」で各務原市と建物の所有者が訴訟問題にまで発展している。2019年6月ごろのニュースでは、各務原市が鵜沼城跡を公園整備すると発表があった。が、8月ごろから公園整備が頓挫、原因は建物所有者が明渡しに応じなかったためとアナウンスされた。ここが整備され公園となることは犬山にとっても相乗効果を生み出す事だけに遅れるというアナウンスには驚かされた。ではなぜこの様な事態になったのか?いつ訴訟となるのかを聞いてみた。

土地と建物は別の所有者で複雑化している

電話取材を進めていく中で、各務原市の職員から「鵜沼城の土地と建物は所有者が別なんです。市としては市所有の土地の上に建っている建物を明け渡してほしいと持ち主に再三お願いしてきましたが、返信はなし。今回の訴訟は市の土地を使うために必要な措置なのです。」とのこと。確かに登記簿を確認すると、土地は各務原市と土地開発公社の登記、建物は個人の登記になっていた。

ここで疑問なのは、この建物に人は住んでいるのか?ということだ。市の職員が何度も訪ねても家人から反応が無いそうだ。家人が住んでいるのか、住んでいないのかわからない状況の中、市側も暗中模索しながら進んでいることになる。

実はこの訴訟騒ぎに発展する前、平成30年10月に建物の明け渡しについて、市と所有者間の調停が交わされていて、一旦は決着が着いたそうだ。しかし建物の撤去を所有者がされずに今日まで残されている。確認はしていないが、もしかしたら建物の所有者は建物の撤去を市が勝手にやってくれると思ってるのではなかろうか?とにかく、公園整備開始は建物の所有者が立ち退いてくれてから。遅れているのには理由があるのだ。

訴訟は近々、議会承認は得ている

市の職員によると、訴訟自体は9月の議会承認を得ているので近々に起こすとのこと。市から個人への訴訟は慎重に進めなければならないが、市議会承認まで得ているのでこのまま訴訟となりそうだ。「近々発表になると思います」とは職員から。各務原市は行政と民間のつながりが強く、イノベーティブな試みを継続的に続けているだけに、今後の展開に注目したい。

平成30年の調停で一旦は決着をみた鵜沼城跡の公園整備計画、この訴訟で予定が遅れてしまうのは仕方がない。犬山にとってもここの整備で川沿いへ人を流れが作れると期待ができるだけに、注目したい案件だ。引き続き取材を続けたい。

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