犬山道の駅構想続報!「道の駅エリア基本計画」業務委託先決まる!

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犬山市は平成29年度に改訂した「第5次犬山市総合計画」及び「犬山市都市計画マスタープラン」に基づき、道の駅エリア基本計画策定のための業者を入札によって選定しました。

マスタープランってなに?とか総合計画ってなに?という人の為に抜粋と解説付きでこのニュースを深掘りしてみます。

道の駅基本計画ってなに?って人が読む抜粋

犬山市では、平成29年3月に改訂した「第5次犬山市総合計画」及び「犬山市都市計画マスタープラン」において、市民の暮らしの豊かさ向上と活力あふれる都市を目指し、橋爪・五郎丸地区の国道41号沿線を、新たな都市・交流拠点に位置付けました。

引用:犬山市HP

昨年末に行われたマーケット・サウンディング調査(概要の要約はこちらから)の結果から令和元年において道の駅のコンセプトや規模、導入機能をどうするかを決めていく基本的な計画案を策定する。

基本計画策定のために作られたサウンディング調査の結果を抜粋すると…

  • 道の駅のニーズはある
  • 観光客中心とするのではなく、地元住民を中心にすると良い
  • 観光型の道の駅ではなく住民重視の道の駅のほうが良い
  • 交通量があるので平日のニーズも見込める

と地元住民を中心にとある一方でこんな意見もあった。

  • 観光をメインに地元住民も利用できると良い
  • 行楽者がターゲットになる
  • 立地的に休憩目的のニーズはある
  • 点在する市内観光拠点の中心、立地的に有利

など、観光メインにという声も上がっている。

観光資源としてこの道の駅を連携拠点とするほうがいいのでは?と思うところだが、観光客をメインターゲットにするのは少しニーズが違うかなとも。

連携手法をいくつか挙げていたが、道の駅を拠点にしたシャトルバスの運行がもっともわかりやすい連携だ。

また、観光ニーズも大切だが、農家や6次産業の拠点としての利用も面白い。実際に海老澤糀店のような醸し料理を出しているお店もあるのだから、伝統文化を継承しつつ地域連携ができれば若手農家に光を当てることになる。

地産地消施設としての機能、市場性についての問いかけもあったが、こちらを少しまとめてみると・・・

  • 商品内容と安定供給が課題
  • 食育に関するワークショップやイベントの企画
  • 地場のものを直売できるスキームが成り立てば十分に市場は見込める
  • 地域生産者が他の市町との連携が必要になってくる
  • 特色ある商品があればニーズはある

等々。しかしながら地域生産者のための施設として作って地域住民は野菜を買いに来るだろうか?この辺は少し疑問に思うところ、市場ニーズを読み間違えると観光客だけの施設になりかねない。

地域連携を標榜するなら特定業者が入ったとしても犬山でしかないなにか?が必要となってきそうだ。

マーケットサウンディング調査の結果はこちらから

犬山市道の駅基本計画策定業者は国際航業に決まる!

国際航業に決まる/犬山市道の駅エリア基本計画 | 建設通信新聞Digital

(写真は国際航業ホームページから引用)

今回決まった国際航業という会社はどのような会社か?聴いたこともない方のほうが多いのではないだろうか?市の予算がつけられている以上、分かる範囲で調べてみた。

空間情報事業(空間情報技術サービス、建設コンサルタントサービス)、RE(Renewable Energy)関連事業、防災関連事業、環境保全事業、社会インフラ事業、マーケティングおよび位置情報サービス、その他

引用:国際航業

主な事業内容は社会インフラや空間情報技術サービス、建設コンサルタントが主な事業内容のようだ。別段何かしら怪しいというわけでなく、他の市町でリノベーション施設を手がけていたり、地域振興施設の施工などもやられている。

空間や防災などインフラに関わってきたしっかりとした会社なので、基本計画の策定に期待がかかる。

また、地域振興やこの手の道の駅事業は妙なコンサルタントが関わってきて予算を食いつぶしてしまうことがあった。基本計画策定後の業者選定はなるべくなら犬山市内の業者で施工してほしいと思うのだ。

とにかく犬山道の駅構想は続いていることがわかった。イチ市議会議員の夢ではなく現実的な共生施設として事業を運ばれることを切に願う。

このニュースは進展があったら追いかけていきたい。

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