9月中旬、地域の人たちから愛されていた喫茶店「暖香」さんが11月に店名を新たに変えてオープンする、として閉店した。前回は閉店までに至った経緯を少しだけお話したが、装いも新たに店名は「せんら珈琲」として再出発を果たすことが決定した。また、ドリンクやフードのメニューも一新されるとうれしい情報も入った。詳細を聞いて来たのでお伝えするぞ!
新しい店名は「せんら珈琲」だ!
犬山と可児、小牧にあった喫茶店「暖香」が9月中旬に閉店して新店舗の情報がなかなか入ってこないと待っていた方も多いのではないだろうか?

小牧店は残念ながら撤退して完全閉店となってしまったが、犬山店と可児店は装いも新たに再スタートを切る。オープンは可児店が11月7日(月)犬山店は11月10日(木)を予定している。営業時間は7時オープン21時クローズ(L.O20時30分)だ。
店名は「せんら珈琲」として店名こそ変わるが、暖香小牧店、犬山店、可児店で働いていたスタッフはほぼ変わらず、フードやドリンクのメニューは一新される。はて?と思われた方も多いのではないだろうか?これには結構深い事情があるようで、どの様なお店になるか、今から非常に楽しみなのである。
その事情が気になる方は続きを読んでもらいたい。偶然だが10月29日に犬山市で行われたあるイベントに取材へ訪れた際、せんら珈琲を運営される桜乃コーポレーションの代表の方とお話ができたのだ。
スタッフの温かさが喫茶店継続の道筋をつけた
前回の閉店記事でも触れたのだが、暖香はフランチャイズ店だった。このタイミングで店名を変え、業態が変わらない事に筆者は心配していたが、10月末にオーナー様に直接お会いしてお話を聴く機会があり、新店舗にかけるスタッフの気持ちを聴かせてもらった。その内容に感動を覚えたので文章ばかりで申し訳ないが、紹介しておきたい。
店名のせんら珈琲もメニューの全て、店内のリニューアル、メニュー表、コンセプトデザインに至るまで、これまで暖家で働いていたスタッフの手によるものだ。暖香という喫茶店のフランチャイズを円満に終了し、桜乃コーポレーションが独自店舗として再出発を果たす。
スタッフもほとんどが暖香からのスタッフが残り、お店を盛り上げてくれるそうだ。
「少しの間だけ休んでしまったので、またたくさんのお客様に訪れてほしいです」とスタッフの1人は語る様に、地域に根差した喫茶店にしたいと意気込んでいる。不況やら疫病やらで落ち込んだ喫茶店文化に一筋光を当てているようでとても心強かったし、なにより犬山店のあの立地、打ち合わせを行うには最適なお店なのだ。(もちろん珈琲も美味しい)
犬山店の近くにはスターバックス犬山店があったり、可児店には多くの飲食店に囲まれているが、暖かなスタッフが揃っていてそこで飲む珈琲や過ごす時間がとても贅沢なものになりそうでとても楽しみだ。
「せんら珈琲」店舗詳細
犬山店
住所・〒484-0074 愛知県犬山市梅坪2丁目5
営業時間・7:00〜21:00(L.O20:30)
写真は取材当日のもの。まだ足場が組まれていて完成していなかったのだが、実はこの日の午後に足場が取り払われ、せんら珈琲犬山店の外観が完成している。偶然にも取材当日にこの写真が撮れたことに感謝しかない。
可児店
住所・〒509-0214 岐阜県可児市広見2352−1
営業時間・7:00〜21:00(L.O20:30)
こちらの写真も取材当日の写真。可児店は足場の撤去作業が進んでいた。立入禁止のコーンが立っているところに注目。スタッフさんはこの日もお店の中で作業されていたようだ。可児店のオープンは11月7日(月)なので、近くで仕事があるため夕方に寄ってみたいと思う。
メニューなどは取材当日準備中だったので、オープンしてから内装などもっと詳細を紹介したいと思う。これで犬山で打ち合わせする場所が復活する…。よかった~。