2018年12月3日、犬山市はコミュニティーバスの路線を市内全域に拡げ、本数も増やしました。そのおかげか、今まで3時間に1本のバスしかなかった地域もおおよそ1時間に1本ほどの本数となり、時間を間違えなければ便利な交通手段として整ったのです。
今回は犬山さんぽの編集部がある善師野駅西からこのコミュニティバスに乗り、犬山城の城下町へ遊びに行ってきました。
バスの本数は?
筆者が乗車したのは「善師野駅西」というバス停から。犬山駅まで取材があったため何で向かおうかと考えたときに、「コミュニティーバスって面白いんじゃないか?」なんと思いつきまして、今回の移動はコミュニティバスに決めたわけです。
一日あたりの運行本数は5本~6本、午前9時~午後6時までが営業時間のようで、概ね1時間に1本ほど、最低でも2時間に1本走っているので、電車よりも便利ではないが、犬山市内を移動する分には使えますね。
犬山駅東口と西口が発着点
今回乗車したのは「善師野・塔野地線」。発進が犬山駅東口からの路線で、可児市の境目である善師野台まで走っている路線ですね。
この路線は1~2時間に1本の割合で走っていて、善師野から犬山病院、さらさくらを経由して塔野地を経由して犬山駅東口へ至る路線です。善師野から犬山駅まで乗ったのですが、所要時間は25分、犬山を隅々走っているので地名を覚えるのもおもしろいかもしれません。
このコミュニティバスは発着点が犬山駅を中心にしている路線が多く、遠くは楽田、栗栖まで路線が伸びています。また、止まるバス停は市内の要所。病院やパブリックスペースのある場所がバス停になっています。
気になる利用料金と利便性は?
さて、気になる料金ですが…。
なんと一日200円!
一日乗り放題で200円です。
この値段は路線を変えても変わらないので、毎日使うのであればかなりお得。
犬山の端から端までバスに乗って楽しんでみよう!としたとしても、200円で済んでしまいます。
欲を言えばもう少し本数があるといいかなと。
またもう少し遅い時間(例えば午後9時ごろまで)まで運行していると便利なんですけどね。
犬山市もまず始めてから、結果本数を増やしていきたい様なことを考えてるはずなので、今後に期待ですね。
高齢者と子どもの足になるだろうか?
さて…コミュニティバスに乗ってみまて、今感じていることを書いてみました。いかがだったでしょうか…?コミュニティバスの目的が高齢者の足となることとしたら、この施策は正解の方向だったのではないでしょうか?
今後は小学生、中学生向けのサービスとして、乗車券か無料招待という形をとって、犬山市内で子どもたちの活発な交流の手段としての活用も見えてきますね。特に中学生は部活や塾などの足として使いたいはず…。遠足に行くでも、一日乗車券で200円なのだから、本数を充実させれれば十分面白く活用できそう。
また、城下町外に車を止めて、バスに乗り込んで観光に向かえば、十分な駐車場対策にも変わりそう。とにかく今年始まったばかりなので、今後に要期待ですね。