犬山市は市制施行70年を記念し、犬山城下町とその周辺の歴史と文化を展示する。前期では、1618年から行われていた犬山の鵜飼について紹介し、1900年に復興し、観光ブームで有名になった経緯を展示する。展示期間は令和6年7月11日から9月9日までで、開催場所は城とまちミュージアムだ。
犬山市制70周年記念企画展: 木曽川鵜飼と観光の歴史を紹介
犬山市が市制施行70年を迎えた令和6(2024)年4月1日を記念し、犬山城下町とその周辺の歴史と文化を紹介する展示を行う。前期は木曽川鵜飼に焦点を当て、資料や道具、観光パンフレットや写真などを用いて、夏の風物詩である木曽川鵜飼の魅力を紹介している。
犬山の鵜飼に関する記録は、尾張藩初代藩主の徳川義直が元和4(1618)年に犬山を訪れたときから存在している。しかし、六代城主の成瀬正典が日蓮宗を信仰し、殺生を禁じたことにより鵜飼は衰退した。その後、鵜飼の廃絶を惜しんだ犬山の鵜飼鎌次郎により明治33(1900)年に復興された。大正から昭和初期の観光ブームで「日本ライン」が有名になり、多くの観光パンフレットが発行された。そして、鵜飼も犬山の観光の一つとして紹介されるようになり、昭和39(1964)年からは市営となった。
展示は令和6年7月11日から9月9日まで開催され、会期中は休館日はない。開館時間は午前9時から午後5時までで、最終入館は午後4時30分までとなっている。開催場所は城とまちミュージアム(犬山市文化史料館本館)展示室2となっており、観覧料は一般300円、団体(30名以上)は240円で中学生以下は無料だ。
本展示では、「犬山の観光案内」や「鵜籠」などの資料が展示される。また、企画展開催にともない、図録『城下町今昔 改訂版』が発売される。犬山城と城下町のジオラマや、懐かしい風景の写真が豊富に盛り込まれ、犬山の歴史と文化を身近に感じながら知ることができる一冊となっている。
イベント詳細
【開催期間】
令和6年7月11日(木曜日)~令和6年9月9日(月曜日)※会期中休館日なし
【開館時間】
午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
【開催場所】
城とまちミュージアム(犬山市文化史料館本館)展示室2
【観覧料】
一般300円(中学生以下無料) 団体(30名以上)240円
※隣接するIMASEN犬山からくりミュージアムとの共通券
【お問い合わせ先】
犬山市文化史料館
〒484-0082 愛知県犬山市大字犬山字北古券8