【犬山市 道の駅】犬山に道の駅は必要か?

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今年も多くの人が訪れてt賑わいを魅せている犬山城城下町。

2017年の犬山城入場者が過去最高を記録して、メディア、マスコミも犬山に注目。

在名TV局はこぞって犬山を取り上げ、私鉄である名鉄も「犬山キャンペーン」を展開。相当盛り上がりました。

そんな注目の犬山に道の駅を作ろうという動きがあるのはご存知でしょうか?

10月に山田市長が打ち出した「道の駅構想」。

犬山に道の駅が必要なのか?という疑問は議論になっていないようですが、

作った際のメリット、デメリットを経済誌的観点から紐解いてみます。

「道の駅」とはそもそもどんな意義があるのか?

道の駅(みちのえき)は、日本の各自治体と道路管理者が連携して設置し、国土交通省(制度開始時は建設省)により登録された、商業施設・休憩施設・地域振興施設・駐車場等が一体となった道路施設である。

引用:Wikipedia

道の駅の定義はWikipediaから引用の通り、”各自治体と道路管理者が連携して設置”とあります。

「道の駅」として登録するためには「24時間利用可能な一定数の駐車スペーストイレ、24時間利用可能な電話、情報提供施設を備えた施設であること」とあり開放された公共設備だと言えます。

単純に言えば「公共事業の箱物」という事になりますね。

2017年現在、日本全国には1134箇所の道の駅があり、宿泊や体験ができるユニークな道の駅もあれば、地場産業を売りにしている道の駅もあります。

赤字で経営されている道の駅は全体の3割ほどとデータがあります。1134箇所の道の駅のうち400ほどは赤字ということになるんですね。3セク経営がほとんどなので、市政のお金がジャブジャブ入ってると想像もしたくないですね。この辺調べてみないと駄目ですが。

経営するからには黒字化を…

道の駅が黒字化しているところで有名なのは埼玉県の道の駅アグリパークゆめすぎとが有名です。体験型の道の駅と銘打ってあるだけあり様々なアクティビティーがあり、家族で1日楽しめる道の駅になっています。

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まちの駅・道の駅 アグリパークゆめすぎと公式ホームページ

以前カンブリア宮殿だったかで放送されてました。しかしここも完成してから3年は赤字経営で、民間に経営を委託して業績を回復させた経緯があります。

3セクに任せて毎年70億赤字だったと。全部税金で賄うのですから、夕張市の二の舞いになりそうだったんですね。

黒字にしなきゃいけないとかではないとは思います。しかし道の駅を作るからにはその駅に立ち寄る理由が必要。また、来ようと思わせる何かも必要なのではないでしょうか?

作ることを前提にしている現状は危ないかな?

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先日、住民説明会があったようですね。道の駅の話もその中ででたようですが、筆者の友人が出席して話を聴いてきた感じだと「作る前提の市側と市民の温度差を感じた」と感想をいただきました。

温度差を感じたのは多分ですが、「道の駅を作って、何のメリットがあるのか」なんだと思うのです。

道の駅をただ作って市民なりに何のメリットがあるのか?ちょっとまとめてみました。

  • 雇用が増える
  • 農作物の販売、発売機会が増える
  • イベントを行う会場が増える

さっと挙げるとこんな感じでしょうか?市民にメリットがとなると、雇用と販売機会ですね。もっとも魅力的な道の駅でなければ、飽きられてしまい閑古鳥が鳴きますが。

厳しい物言いをすると、「3セクに任せると間違いなく失敗する」と経済学に身をおいていた者から言わせてもらうと、余程プランニングがきちっとしてなければ駄目でしょうね。だって犬山は通過点ですから。

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