【特集・犬山市市議会議員選挙2023 新人候補者ファイル】ビアンキ恵子

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ビアンキ・アンソニーを筆者は尊敬している。遠くニューヨークから単身日本へ来て、英語教員として働き、葛藤を抱えながら犬山の市議会議員に挑戦し5期努めた議員である。今回の選挙ではビアンキ恵子が立候補した。ビアンキ・アンソニーを市議会で見ることができないのは少しだけ寂しいような気がするが、彼が残した功績はきっとこれからも残るし、恵子夫人が立候補することで続いていくのだと思いたい。

立候補に至った動機はなんですか?

「アンソニーが議員になってから続けてきた国際交流が終わってしまうのはあまりにも忍びないんです。この事業を続けるために私が矢面に立ちました。でもおわかりでしょうけど、私ぜんぜん普通の人なんです……」と謙遜していたが、立候補する人たちは全員普通の人です、筆者も含めて普通の人でございます。

アンソニーが行ってきた国際交流事業とはニューヨークの高校生を犬山へ短期留学性として迎え、日本の文化に触れてもらう10日間のプログラム。実は選挙告示の1週間前まで恵子はこの事業の最前線にいたのだ。

政治的な信念を教えてください

どこかで述べたが、この質問は非常に酷である。人の底を見る質問だと自負しているからだ。

ビアンキ恵子には普通の人と謙遜しながらも「議会の無関心をどうにかしたいんですよ」と語る。議会の無関心とは巡り巡って姿勢に対する市民の無関心だ。矢面に立つと決めた人の覚悟は時として行動に出る。

また取材中に何人もビアンキ陣営へ訪れた人がいて少し安心した。ビアンキが残した功績をわかっている人はわかっている。

女性である前に普通の人、とはいえものすごくパワフルな方、アンソニーとはまた違った活躍を期待したい。

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